白谷の夫婦椿

白谷の古木に出会う、美月庵と「白谷の夫婦椿」

中庭の静けさに心がほどける「癒しの郷 美月庵」から車で約5分。
茅葺の古民家・白谷荘歴史民俗博物館の敷地に、寄り添うように立つヤブツバキの巨樹が2本あります。
幹回り約2.6mと約1.6m、推定500〜600年の古木で、森鷗外『山椒太夫』ゆかりの伝承も残ることから「白谷の夫婦椿」と呼ばれ、春には赤い花が里山を彩ります。

寄り添う樹形にこめられた物語

雪深い白谷の暮らしを見守ってきた二本の椿は、樹冠を重ね合う姿が夫婦のように見えることからその名がつきました。
2017年には日本椿協会の優秀古木に登録、2019年には高島市の天然記念物に指定。
例年4月中旬が見頃で、瘤状の幹肌や苔むす根元に、長い歳月のたくましさが宿ります。

散策のあとは、美月庵へ戻って焚き火と星空の余韻を。

アクセス情報

所在地：滋賀県高島市マキノ町白谷343（白谷荘歴史民俗博物館 敷地内）
美月庵からのアクセス：車で約5分
公共交通機関：JRマキノ駅からバス（マキノ高原線）「白谷」下車、徒歩約3分
お問い合わせ：白谷荘歴史民俗博物館（民宿／茅葺の里 白谷荘） TEL 0740-27-0164 ／ FAX 0740-27-1000
公式サイト： http://shiratanisou.com/ ／ http://shiratanisou-makino.com/
備考：高島市 天然記念物（2019.3.20指定）／日本椿協会 優秀古木（2017.10.25登録）

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